EXILEが好きならインド映画を観るべき
インド映画祭に行ってきた
2015年10月中旬の日曜日、インド映画祭で放映されていたインド映画『バン・バン!』を観た。
インド映画祭は毎年10月頃に東京・大阪で開催される映画祭だ。日本の映画館で公開されていないインド映画がここで観られるということもあって、毎度インターネット上で盛り上がり、満席の回も多く出る。
2013年、2014年は仕事の都合上行けなかったが、今回は念願叶ってようやく参加することができたので記念にブログに残しておく。
インド映画にハマったきっかけ
はじめて渡印し、現地の映画館でインド映画を観て、その熱さと勢いに惚れてから早5年。私はジャイプルの映画館で観た『マイネーム・イズ・ハーン』の衝撃が忘れられず、帰国後もことあるごとに日本で公開するインド映画を見つけては映画館へ出かけていた。
最近ようやくインドの著名な俳優・女優の顔と名前が一致するようになり、さらにインド映画を楽しめるようになってきた。
インド映画の一般的イメージ「とりあえず踊ってる」は正しい
2012年あたりから、日本でもインド映画が浸透しはじめ『ロボット』『きっと、うまくいく』をはじめとするインド映画がレンタルビデオ店の貸出ランキングに並ぶことも増えた。
インド映画を観たことがない人にインド映画のイメージを聞くと、大抵「とりあえず踊ってるやつでしょ?」と返ってくる。
「ストーリー薄そう」「爆発シーン多そう」「インド人、顔の見分けつかなそう」「ラブストーリー多そう」という印象を抱く方もいるかもしれない。
あながち外れてはいない。だいたい合ってる。
しかし実際は、社会問題を色濃く反映している映画や、ハリウッド映画顔負けのアクションシーン満載の映画など、多種多様。
インドは「なんでもアリの国」というイメージ通り、映画内でも「なんでもアリ」だ。嬉しくても悲しくても「とりあえず踊る」そのわけの分からない元気さが魅力となり、わたしたちインド映画ファンを惹きつけてやまない。
EXILE好きがインド映画を観るべき理由
オススメのインド映画についてはまた別の機会に書くとして、今回は「EXILE好きな人こそインド映画を観るべきかもしれない」と思った理由を述べる。
まずは、インド映画祭の会場でも流れたこの動画(20秒〜)を見てほしい。
そしてこれを観てほしい(約4分)。
私が今回観たインド映画『バン・バン!』のワンシーンだ。
お分かりいただけただろうか。
インド映画とEXILEの類似点
1. とりあえず踊る
失礼ながら、さきほどあげた動画をインド映画祭で観るまで、私はEXILEにまったく興味がなかった。「とりあえず踊る人」と「とりあえず歌う人」が集まっているグループだと思っていた。しかしさきほどの三代目JSBのCMはどうだろう。まるでインド映画のワンシーンのようではないか!?
踊る必要がないシーンで真顔で踊る男たち。格好良い。不覚にも三代目JSBのことをもっと知りたいと思ってしまった。ということは、EXILEファンもインド映画に出てくる俳優に不覚にも惚れる可能性があるということではないか!?
踊りが上手い男たちに魅了される、という点でインド映画とEXILEは似ている。
2. 無関係の人も踊る
ポッキーのCMのラストシーンで踊る母と子。劇中で踊る脇役たち。名前がない彼らの存在感はとてつもなく薄いが、主人公・ヒロインを引き立てるためには必要不可欠である。主人公のテンションを動画でうまく表現し、一体感を出すために踊る彼ら。画面の前にいる私たちはその瞬間、自分もまるで踊っているかのような錯覚を起こす。自然と楽しい気分にさせてくれるそれはまるで麻薬だ。
名無しのモブキャラも全員踊る、という点でインド映画とEXILEは似ている。
全員踊る
3. ウェーイ
もともと根暗な私には、インド人もEXILEもアホみたいにポジティブに見える。しかし彼らも人間である。死にたいくらい悩むこともあっただろう。でも、落ち込んでいても仕方ない、なんとかなるやろ、という精神が踊りから伝わってくる。私はそのメンタリティーに元気付けられる。
ウェーイ、という点でインド映画とEXILEは似ている。
ウェーイ
4. 無駄にきらびやか
インド人もEXILEも金色がよく似合う。肌が黒いからよく映えるというだけかもしれないが、画が無駄にきらびやかだ。 観ているだけでゴージャスな気分になれる。ような気もする。
無駄に金色が多用されている、という点でインド映画とEXILEは似ている。
金色がまぶしい
ということで、今までインド映画を観たことがなかったEXILEファンの皆様は一度インド映画を試してみていただきたい。