人間合格ブログ

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「高い物を買いたい」という話

学生時代はケチな方で、水やお茶を買うことに抵抗感があった。

しかし、就職して口座の残高が安定して増えるようになると、

何の違和感もなくコンビニでハーゲンダッツを買うようになった。

まったく悪いことだとは思っていない。

社会人3年目にしてやっと、自分に合うカネの使い方が分かってきたという感覚がある。

 

近年ミニマリスト的な生き方が流行っているが、わたし個人としては「気持ちよくカネを使いたい」という思いが強い。

コンビニで買うアイスも、書店に並ぶ本も、量販店で買う家電も、すべてどこかの誰かの仕事の成果である。

店頭に並ぶまで、いったいいくつの案がボツになり、ああでもないこうでもないと言われてきたのか、裏側を想像するだけで面白い。

何ヶ月かけて作られた商品なのか知るよしもないが、私はその仕事にカネを払いたい。

(と思っているので、必要以上に値切ろうとする人間が苦手だ)

 

安い商品が悪いということではないが、良い商品はそれなりに高い。

高い商品に触れるということは、プロの仕事に触れることと同義だ。

若いうちに高い商品に触れ、プロの仕事を感じ、そのエネルギーを自分の仕事に反映する。

贅沢をしない「ていねいなくらし」にも惹かれるが、私はまだカネを使い足りない。

 

社会人になってから「年間100万円以上貯金する」と、決めて継続していたのだが、

今年度は達成できなくてもいいかな、と思っている。